自己PRで行動力をアピールする際のコツと注意点について

就活の自己PRで行動力をアピールしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、アピールポイントとして生かしてみたいと考えているものの、行動力の意味と自己PRで実際に行動力をアピールするための方法がわからないと考えている人もいるでしょう。

今回は上記の2点を解説していきたいと思います。

「行動力」の意味とは?

行動力とは「目的のために積極的に行動する力」のことです。

ただ多動的に、また無目的的に動き回るのではなく、「目的を持って積極的に動く」という点がポイントです。

主体性や積極性が求められる社会人には、新卒者だけでなく中堅・ベテラン社員にも大いに求められる力と言えます。

つまり、行動力を持っていることはどんな企業を受ける際にも、かなり有効なPRになり得ます。ただし、自身をPRするためのワードとして浮かびやすい言葉でもあるため、場合によっては数十名の応募者と重なってしまうリスクもあります。

「行動力」という言葉を別の表現で表したり、企業が求める人材像に沿うような言葉に言い換えたりするなどして工夫をしながら、オリジナルの自己PRを作成することが大切です。

企業が求める「行動力」を理解しよう

企業が求める人材は、「ただ行動力がある人」ではありません。求めるのは、その行動力を生かして自社に利益を出してくれる人材です。

ですので、自己PRを作成する際は、まず、自分が志望する企業はどのような人材を求めているのかをリサーチすることが重要です。

たとえば、募集内容に「グローバル社会で国内外問わず活躍するために、絶えず新しい挑戦を厭わない仲間を募集!」といった文言があるとします。

そこで求められるのは、「未知のことにも積極的かつ粘り強く挑戦していける人材」だと推測することができます。この場合は、「自分の知らない分野でも積極的に挑戦し行動できることを伝えること、がキーとなります。

企業の理念や方向性、募集要項などから、「どのような行動力」が求められているのかを見極めながら自己PRを作成しましょう。

行動するだけで「リスクヘッジ」ができなければマイナス評価にもなる

行動力があることをPRする上でさらに大切なポイントは、行動しているときやその後に起こり得る「リスク」の管理が、しっかりできることを伝えることです。ビジネスの世界ではリスク管理のことをリスクヘッジとも言います。

たとえば次のような自己PRでは、行動力があることは伝わるものの、リスクヘッジ能力があることは伝わりません。

私は学生時代、大学を3か月間休学し、アジア一周の旅をしました。

思い立ったらすぐに行動したい私は、行くと決めてから2週間後にはすでに渡航していました。

学業が遅れたり友人にお金を借りたりといった苦労はありましたが、結果的に何とか成功し、行動力の大切さを実感することができました。

一見良いエピソードのように見えますが、「遅れた学業のフォロー」、「準備やスケジュールの計画不足」、「お金の工面」、といったいくつかのリスクに対処するための管理や計画ができていないまま行動に移したようにも見えます。

たとえば、「6か月間、塾講師のアルバイトで英語力を鍛えながら、30万円を溜めた後、計画を実行に移しました。」といった文言を織り交ぜるなどすると、より魅力的な自己PRになります。

自分の行動力が仕事でどう生かせるのかもアピールする必要あり!

繰り返しになりますが、企業が欲しい人材は「自社に利益を出してくれる人」です。そのため自己PRには、「自分の『行動力』という資質・スキルを会社のために役立てたい」という熱意をPRすることが重要です。

書き方としては次のような具合です。

(行動力があるエピソードを述べた上で)

  • 貴社では、この行動力を○○職の××業務や△△業務において存分に発揮したいと強く考えています。
  • 持ち前の「行動力」と経験で培った「粘り強さ」を生かして、貴社が掲げる高次元のビジョンを実現するための挑戦に、積極的に取り組んでいたいと考えています。

企業の事業内容や自分が取り組む業務がはっきりとわかっている場合は、行動力が発揮できることをそれらにダイレクトに関連づけてPRするとより効果的でしょう。