大企業安定神話が崩壊した今、若者に必要な考え方とは?

大企業安定神話が崩壊した今、若者に必要な考え方とは?

かつては「大手企業に入れば一生安泰」という時代があり、大企業という肩書きが自分のステータスで、大手企業に憧れを持ちそれを目指して頑張るというのが一般的でした。

しかし、今の時代はどうでしょう。かつてのような「大企業安定神話」はすでに崩壊しており、若者が仕事に求める価値も大企業とか高収入という外的なものよりも、やりがいとか自分らしさのような内的なものに価値を求めるようになりました。

今回は、大企業安定神話が崩壊した今の時代の若者に必要な考え方をお伝えしていきます。

転職は当たり前になる

若者の皆さんは薄々感じているかもしれませんが、今の時代は大手企業に入社したからといって一生安定ということはなくなりました。いわゆる「大企業安定神話」が崩壊したのです。

さらに、中小・ベンチャー企業に至っては、企業寿命が5年とも3年とも言われる今の時代では、一生どころか、いつ職を失うかわからないのが世の中の現状です。そして、職種の多様化に伴い転職・再就職は当たり前になり、キャリアアップのために転職をしたり、自分に合った職場を求めての転職も当たり前になりつつあるのです。

このように、世の中の仕事事情は想像以上に目まぐるしく変化しており、特に変化の著しいIT業界に至っては、1年前に通用していた概念が1年後には通用しないくらい変化が激しい業界もあります。

IT業界は変化が著しいとは言え、3年前とは常識が全く異なるという業界も多々あります。変化が少ない業界であっても10年前とは全く異なるという業界も少なくありません。

「雇用」という概念もなくなってくる

変化変化が当たり前になりつつある時代に働き方も変化しており、今でこそ「雇用」というスタイルが一般的で、企業に属しているという人が今でも多い日本ですが、将来的に「雇用」という概念がなくなる可能性もあるのです。

つまり、企業に属することなく「フリーランス」という働き方で仕事をする人が増えてきて、それが一般的になる世の中がやってくるのです。

もしかしたら、周りの友達にフリーランスとして働いている人がいないかもしれないので、企業に属さないで働くというイメージをしにくいかもしれませんが、時代を先駆けているWEB業界ではフリーランスとして働く人が実はたくさんいます。

私はフリーランスですが、フリーランスの仲間も多いので「企業に属さない」という概念が当たり前になっています。

「フリーランス」という概念がもっと浸透すべき

しかし、やはり一般的に「フリーランス」という概念が若者に浸透していないのは事実です。

私自身が大学4年間過ごして感じたのは、フリーランスとしての働き方は大学生には全く浸透しておらず、また、大学側もフリーランスとしての働き方を推奨することはありません。99%以上の学生が大学を卒業したら就職という進路を歩んでおり、私のように大学卒業後、独立してフリーランスとして働く人はいないと言っても過言ではありません。

時代もテクノロジーも日々進歩している今、フリーランスという概念が浸透するのも時間の問題なのではないかと感じています。しかし今のままではその変化に対応できる若者は少ないのではないかと思うのです。

今までは優秀だったけど、時代の変化に対応できず路頭に迷う若者が増えてしまうんじゃないかと非常に懸念しています。

美大生には「フリーランス志望」が多い?

そんな中、美大生の学生に話を聞くと、「将来、独立したい!フリーランスとして活動したい!」というフリーランス志望の学生が多いように感じます。

将来の独立のために自分のスキルを磨くことはもちろん、経営やマネジメントの勉強をしていたり、実際に学業と並行して仕事を受注する学生もいます。

総合大学にいる学生の多くは「大学時代は遊んで将来のことはあまり考えない」という人が多いなか、「将来のことを考えて学生のうちから勉強や仕事の経験をする」という人が多い美大生は、非常に貴重な人材になっていくだろうと感じます。

個人の能力を高めることは必須に!

今回お伝えしたように、時代が変化し仕事のあり方が多様化していくなかで、若者にとって「個人の能力を高めること」は必須になります。

それは、かつてのようにたくさん資格をとって肩書きを固めるということよりも、「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」などをはじめとした、人間としての力を高めていくほうが重要になります。そのような人間力がベースとなり、初めて専門的な能力が生かされていきます。

そして、人間力が高くて変化に対応できる人は、転職先でも能力を発揮して活躍できるでしょう。

時代は変わっています。事実として今までの常識が通用しなくなってきています。こういった現状を受けとめて、「では自分は何をやるべきか?」を考えることが時代を生き抜くための第一歩なのです。

大企業安定神話が崩壊した今、若者に必要な考え方とは?