バイトの休憩時間の決まりを3つの点からわかりやすく解説

バイトの休憩時間の決まりを3つの点からわかりやすく解説

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バイトをやっていると、

「あれ、もしかして、休憩時間削られてる?」
「こんなに働いているのに、休憩少なくね?」
「休憩中、時給って発生するの?」

なんていう疑問も出てくるのではないでしょうか。

ちまたには、“ブラックバイト”なんて言われているバイトもあるようで、自分のところはどうなんだろうと、気になるところです。

また、自分のバイト先は明らかにおかしいんじゃないか?と疑っている人もいるかもしれません。

そこで今回は、バイトの休憩時間はどのような決まりがあるのか、労働基準法での決まりを参考にしながら、3つの視点から解説していきます。

1. バイトの休憩時間には決まりがある

バイトの休憩時間は、その職場によって様々な決まりがあるようですが、基準は、労働基準法で定められています。

まず、休憩時間の定義ですが、

休憩時間とは、労働者の権利として労働から離れることを保障されている時間

とされています。

また、仕事の指示を待っていたり、いつ呼び出されるかわからないような待機時間は、働かないことが保証されない時間ですので、休憩時間とは呼べません。

このような、働かないことが保証されない時間と休憩時間を混同にされてしまっているケースは、飲食店やアパレルなどのサービス業に多いです。

サービス業はどうしてもお客様主導で店が動くので、休憩時間中出会っても臨機応変に動ける準備をしなくてはならない場合が多いです。

しかし、実はそのような状態は違法なのです。

もし、あなたが休憩時間中も働かないことが保証されない労働条件で働いていたとしたら、それは本来の休憩時間とは言えないので、バイト先の責任者と話をして休憩時間をしっかりともらえるようにしましょう。

1-2. 休憩時間の長さは?

休憩の定義の次は、休憩時間の長さについて見ていきましょう。休憩時間の長さも労働基準法で定められており、

労働基準法34条では、

労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分の休憩

労働時間が8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩

を取ることができると定められています。

もしもあなたの休憩時間がこの時間よりも短かった場合、バイト先に休憩時間を増やしてもらうように申告できる権利があります。

1-2-1. 8時間以上の休憩は1時間

大学生のバイトは、良くも悪くも都合よく使われてしまうことが多いです。8時間以上働かなければならないことも珍しくはありませんし、12時間、14時間と働くこともあります。

その場合の休憩時間はどうなっているのでしょうか。

8時間以上の労働の場合は、8時間をどれほど越えようと、休憩時間は1時間とれば違法にはなりません。

長時間労働をしている人は「全然休憩が取れなくて、法律違反だ」という思いを持ったことがあるかもしれません。

しかし、たとえ8時間の2倍の16時間働こうが、間のどこかに1時間休憩を挟んでいれば、問題はありません。

1-3. 休憩はいつとれるの?

休憩の長さも決まっていますが、休憩を取る位置も法律で決まっています。

労働基準法第34条第1項では、

「休憩は、労働時間の途中に与えなければならない」

と規定されているため、出勤後すぐに休憩というパターンや、退勤直前に休憩というパターンは、労働時間の途中ではないので、違法になります。

1-4. 休憩時間中は何をしても良い?

休憩時間は、労働から離れることを保証される時間ですので、休憩時間は基本的には何をやっても自由という決まりがあります。これを「自由利用の原則」と呼ぶこともあります。

しかし、例外もあり、一部制限されていたり、拘束を受けることをやむを得ないという考えもあり、違法ではなくなります。

1-4-1. 自由利用の例外もある

休憩の自由利用が適合されない職業もあります。

休憩の自由利用を適用しない労働者

①警察官、消防吏員、常勤の消防団員及び児童自立支援施設に勤務する職員で児童と起居をともにする者

②乳児院、児童養護施設、知的障害児施設、盲ろうあ児施設及び肢体不自由児施設に勤務する職員で児童と起居をともにする者

2. バイトの休憩時間中の時給はどうなっている?

では、休憩時間中は時給はどうなっているのでしょうか?こちらも、まずは前提として抑えておきたい考え方があります。

労働基準法第11条
「この法律で賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう」

つまり、働いた分の対価として、賃金が支払われるとされています。

先ほど、休憩時間中は、

休憩時間とは、労働者の権利として労働から離れることを保障されている時間

と定義されていると解説したように、休憩時間中は、労働基準法においては「労働」とはみなされません。

よって、バイトの場合、休憩時間中は時給は発生しません。

しかし、先ほども解説したように、「仕事の指示を待っていたり、いつ呼び出されるかわからないような待機時間」は休憩時間には当たらないので、法律的にはその分の時給はもらえることになります。

3. 自分のバイト先の休憩時間はどうなっている?

ここまで、バイトの休憩時間についての決まりを、労働基準法を元に解説していきました。それを踏まえて、あなたのバイト先はどのような決まりになっており、どのような労働環境でしょうか?

もしかしたら、「違法なんじゃないか?」というグレーな境目で業務を回しているかもしれません。

誤解を恐れずにいうと、白か黒かあいまいな状況でも、たまたまその日だけ黒っぽいシフトになってしまうことがあるかもしれませんが、その場合は、目をつむっても良いかもしれません。※本当はいけません。

しかし、常習的にグレーゾーンで業務を回していたり、あまりにも酷い労働条件が続くようでしたら、責任者に申告する権利はあります。

また、あなたがバイトの立場であったら、わざわざめんどくさい対立をするくらいなら、早々とそのバイト先を辞めてしまいましょう。

3-1. 水面下であいまいな業務を行っているお店は多い

特に飲食系のサービス業に多いですが、人手不足な状況が慢性化しており、今いる人材だけで回さなければならない状況というケースがあります。

「忙しいから30分だけ残って」
「ちょっと早く休憩を切り上げて」

というように、「ちょっと」が法に反することがあります。

これらは決して良いことではありませんが、自分自身でも許容範囲を決めておき、許せる範囲ならば受け入れても良いかもしれません。

4. まとめ

バイトの休憩時間には労働基準法で定められた決まりがあります。

それは、被雇用者であるあなたを守るための法律です。法律を知っていれば自分のバイト先がしっかりやってるのか、それとも違法なのかわかります。

すべての法律を把握するのは不可能に近いですが、休憩時間についてだけでも知っておいて損はありません。

自分の労働条件はどうなっているのか、簡単で良いので確認してみてください。

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